人工歯根を用いた治療です。様々な原因により抜歯をした歯のあとに、あるいは元々歯がないところに、人工歯根を骨の中に埋め込むことで、天然歯と同じような機能を回復させます。外科的な処置が必要となるので、患者様には必ず術前にCT撮影を受けていただき、十分なシミュレーションを行った上で、徹底した衛生管理のもと安全で安心な手術を行います。また、当院では、ストローマンインプラントシステムとアストラテックインプラントシステムを採用しています。世界には数え切れないほどのインプラントメーカーがありますが、ストローマンとアストラテックは世界3大インプラントであり、もっとも信頼の置けるインプラントシステムです。
インプラント手術をより正確に行うために使います。術前にコンピューター上で行ったシュミレーションを口の中で正確に再現するために、特別な手術用のサージカルガイドを患者様一人一人に合わせて作成し、それを用いて手術を行うため正確な手術が可能となります。インプラント治療成功の鍵は、インプラント本体が正確な位置に埋入されていることと言っても過言ではありません。インプラント手術は簡単にやり直すことができないため、より確実でより安全に手術を行うことを心がけています。
患者様は50代女性で、右下の歯が痛いことを理由に来院されました。奥歯2本はむし歯が大きく抜歯が必要な状態でしたが、奥から3番目の歯は、神経に達しているむし歯ではありますが保存は可能と考えました。さらに奥から4番目にも小さなむし歯がありました。患者様と治療計画を相談した結果、奥歯2本のうち、1本は親知らずなのでそのまま抜歯とし、もう一方は抜歯後にインプラント治療、保存可能な奥から3番目の歯は神経の治療を行いオールセラミックス治療、さらに奥から4番目の歯にはコンポジットレジン修復を行うことになりました。抜歯後、骨と歯肉の回復を約3ヶ月待ってインプラント埋め込みの処置を行い、その後インプラントが骨へ生着するのを約2ヶ月待って歯肉の状態を確認しながら最終的な被せ物をセットしました。治療終了後の写真は、左がインプラント、中央がオールセラミックス、右がコンポジットレジン修復となっています。レントゲン写真でもインプラントが骨にしっかりと生着しているのがわかります。この症例のようにインプラントは失った歯に代わるものとして、とても有効な治療法です。
右下を横から
左下を横から
治療前
治療後
治療後
患者様は70代男性で、下の左右両方一番奥の歯がなく噛みにくいことを理由に来院されました。患者様はまだ現役で活躍されている方で、義歯による治療ではなくインプラント治療を希望されていました。ご高齢でいらっしゃることからも患者様の全身状態と口の中を慎重に十分診査し、治療内容について相談した後、予定通りインプラント治療を行うことになりました。インプラント治療は外科的な処置が必要となるため、安全が一番大事だと考えています。インプラントを受けられる全ての患者様には、オーダーメードの装置を作りシミュレーションを行わせていただき、さらにCT撮影も受けていただきます。患者様の安全を一番に考え、治療を進めさせていただきますのでご協力をお願いいたします。治療後のレントゲン写真を見ると理想的な位置と角度でインプラントが埋め込まれているのがわかります。左右の奥歯にインプラントを用いたことで噛める面積が増え、とても噛みやすくなったと喜んでいただきました。
治療前のレントゲン写真
外科用ステント
治療後の写真
治療後のレントゲン写真
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