前院長:歯科医師
趣味:山
私は中高時代は画家を志していたのですが、ある時、後輩が8号キャンパスに赤い線を5cm引いたのを見て、私にはこの線が引ける才能がない事に気付かされてしまいました。そこで私はそれまでの夢を終え、歯科医師として身を立てることにしました。しかし当家には一人も歯科医師がいなかったため、一匹オオカミとしてやって行くしかないと自覚しました。大学時代は周りを見渡しても目標になる先生がいなかったため、大学2年生の後半からアメリカに行き勉強された先輩のところで修行させてもらいました。
歯科についての技術や学問は、大学や先輩、多くの本と様々な勉強会やコースから学びました。その後、それらの技術や学問をこの世で活かすのは人の「人格」である事に気付き、それを磨くために心理学・歴史学・宗教学などの人間学を学んできました。しかしそこには私の求める答えはありませんでした。そこで自然の中から何かを掴めるのではないかと思い、山に入り自然を中心にした生き方を10年くらいしました。自然から宇宙の法則を学ぶことは多々ありました。しかし、このままでは神様おたくとなり人々の役に立てないと感じ、地上生活において歯医者としての仕事を通じて日々を大切に生きるようになりました。やがて人間の本質が自分の意識の世界である事に確信を持ち、内なる自己意識の探求に入りました。
医療として考えると、一番大切なことは、お金儲けをすることではなく、プロとしての自分の腕を磨くことはもちろん、患者様にこの治療が必要かどうかです。できるだけ患者さんに寄り添って不必要な治療は避けたい。つまり患者さんの立場に立った右脳的な発想からスタートしなければならない。ところが西洋医療は左脳的で、どんどん細分化し、専門性に分けていく。そうすると患者様の生命体を全体で見れなくなる。データと細部だけ見て適応を決め、患者さんにはプラスにならない治療を勧めたり、専門性を磨くために手術をしたいからしているように見える歯科医師を多く見かけます。もちろん、いざという時には技術が高いことは重要ですが、それは患者さんにプラスになる治療からのみ技術を上げるべきで、技術を上げることから、つまり左脳からスタートしたやり方は、長い目で見て患者様のプラスにはならないと思います。五大歯科は患者様の生命回復力を発揮しやすい環境をお手伝いするだけです。総合医療というのは、ただ単に西洋医療と東洋医療を合体させるのではなく、患者様にとってどうすることが健康と悦びの回復に役立つか、両者の治療の得失を見て生かし組み合わせる治療法です。そういう意味では、相手を見て阿吽の呼吸でさじ加減をする気配を感応しやすい民族である日本人に生まれた事に感謝しています。
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